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診療内容

T.前立腺肥大症


   1.前立腺って何だろう?


前立腺は、膀胱から出直ぐのところにある、尿道のまわりをリング状にとりまいている線(組織)で、栗のみに似た大きさと形をしています。
男性ホルモンや性機能と関係のある臓器の一つです。

一般的には、前立腺は青年期に発達しますが、ここでは精液の一部、即ち前立腺液がつくられています。



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   2.前立腺肥大症はどうしておこるのだろう


前立腺は一般的に熟年期になると大きくなりますが、原因は一つではありません。
しかし、男性の性機能との関係が有力視されているようです。

男性機能が低下してくる年代になると次第に前立腺は肥大し、その肥大した前立腺が尿道を圧迫し、その結果オシッコが出にくくなるのが前立腺肥大症です。


前立腺肥大症の症状は、おおむね次のように進行します。

 [第1期] 膀胱刺激期 ───── 初期

    昼間の排尿回数が増えるだけでなく、とくに夜間の排尿回数が増えます。

 [第2期] 残尿発生期 ───── 中間期

    尿が出にくくなり、排尿後もオシッコが残っている感じが強くなります。

 [第3期] 尿閉期 ─────── 中間期

    ついにオシッコが出なくなります。


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   3.自覚症状チェック表


質問 \ 症状
@ 排尿後に尿がまだ残っている感じがありますか 0 1 2 3 4 5
A 排尿後2時間以内にもう一度トイレに行かねばならないことがありますか 0 1 2 3 4 5
B 排尿途中に尿がとぎれることがありますか 0 1 2 3 4 5
C 排尿を我慢するのがつらいことがありますか 0 1 2 3 4 5
D 尿の勢いが弱いことがありますか 0 1 2 3 4 5
E 排尿開始時にりきむ必要がありますか 0 1 2 3 4 5
F 床に就いてから朝起きるまで普通何回排尿に起きますか 0回 1回 2回 3回 4回 5回

@〜Fの合計数が 0〜7点:軽症、 8〜19点:中等度、 20〜35点:重度



●現在の排尿状態についてどのくらい満足しているか番号でお答えください。

   0 ・・・ とても満足
   1 ・・・ 満足
   2 ・・・ ほぼ満足
   3 ・・・ なんともいえない
   4 ・・・ やや不満
   5 ・・・ いやだ
   6 ・・・ とてもいやだ


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   4.前立腺肥大症の検査方法の手順


@直腸診

前立腺を直腸の粘膜ごしに触診し、前立腺の大きさ、硬さなどをしらべます。

A超音波検査

直腸内より下腹部に超音波触子をあてて癌や前立腺の大きさ、残尿量を観察します。


B尿流量曲線

排尿時間と尿流量の関係をグラフで見るものです。
健康な人の尿は富士山のような曲線を描きますが、前立腺肥大症の人は少しずつしか出ないために、グラフは山状にはなりません。



C血液検査

血液中の前立腺特異抗原(腫瘍マーカー)の値を調べるものです。

D静脈性腎盂造影、点適性静注腎盂造影

静脈に造影剤を注入(点滴)し、その造影剤が尿路に排泄されるのをレントゲン撮影します。

E内圧測定

排尿の為の膀胱の圧力をはかります。その他、必要に応じて尿道・膀胱造影や尿道・膀胱鏡検査などを、行なう場合があります。


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   5.前立腺肥大症の治療について


・きたやま泌尿器科医院では前立腺肥大症の最新治療に積極的に取り組んでおります。
・症状(頻尿、排尿困難、残尿感、尿意、切迫など)に気づかれたら、早目にお申し出下さい。
・薬物療法では充分な効果の得られない方、長期の服薬を望まれない方には前立腺肥大症の程度【重症度】に応じた治療法を行なっています。
・遠慮なくご相談ください。




薬物療法

軽度〜中等度の前立腺肥大症の治療には有効なこともありますが、限界があります。
 ■アルファー1受容体遮断剤
   (ハルナール、アビショット、フリバス、ミニプレス、エブランチル、カルデナリン、など)
 ■抗男性ホルモン製剤
   (プロスタール、パーセリン、など)
 ■植物エキス製剤
   (エビプロスタット、セルニルトン、など)
 ■その他
   (漢方薬、パラプロスト、など)



前立腺高温度治療

・尿道から挿入したカテーテルからマイクロ波を照射して前立腺を1時間だけ50〜60度に加温治療します。外来でも出来る簡単な治療法で、気軽に受けられます。副作用はほとんど有りません。

・軽度〜中等度の前立腺肥大症の治療に有効で、特に頻尿に関してはかなりの方に効果が認められています。

・きたやま泌尿器科医院では県下初のドイツ・ドルニエ社の前立腺高温度治療装置ウロウェーブを用いて治療しています。(同社は尿路結石の体外衝撃波治療装置を世界で最初に作った会社としても有名です。)




前立腺レーザー治療

・内視鏡をテレビモニターしながら前立腺に専用の針を刺し込み内部からレーザー光線で85度に加熱治療します。治療時間は30分程度で、外来治療も可能ですが、数日入院された方が安全です。

・中等度以上の前立腺肥大症が治療対象となりますが、治療効果も大きく安定しており、副作用も一過性の尿閉程度です。

・きたやま泌尿器科医院では県下初のアメリカ・ジョンソン&ジョンソンメディカル社《インディゴ830》を用いて治療しています。



手術療法

・最終的な治療法で、治療効果も確実ですが、副作用(術中出血など)も少なくありません。
通常数日間の入院を要します。

・きたやま泌尿器科医院では内視鏡をテレビモニターしながら前立腺を電気メスで削り採る方法《経尿道的前立腺切除術》を行なっています。

・別に、膀胱を切り開いて前立腺を摘出する手術もありますが、
最近では稀な場合にしか行ないません。


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